Ob-La-Di Oblako 文庫

帝国日本の侵掠戦争と植民地支配、人権蹂躙を記憶し、再現を許さないために、ひたすら文書資料を書き取る。姉妹ブログ「歴史を忘れる民族に未来はない!」https://obladioblako.hateblo.jp/ のデータ·ベースを兼ねる。

中国全面侵略戦争

【工事中】戦前期外務省記録 支那事変関係一件 第14巻(再編纂前復元)(原文) 1938.4.28~11.25

[背表紙] 外務省記録 支那事変関係 一件 第十四巻 門·類·項·目·号:A.1.1.0.30 [表紙] 外務省記録 支那事変関係 一件 第十四巻 ↑https://www.jacar.archives.go.jp/das/image/B02030537300 [仕切の書き込み] 再 編さんの事昭和十三年七月十五日 五相會…

「国運を賭する挙国長期戦遂行の態勢」「戦争指導ならびに総動員指導に関する一元強力の中心機構を確立し、国家総力、就中、軍備の画期的充実を期す。これがため総動員は概ね昭和20年に至るまでこれが強化·継続を予定す。」「外交方策は…日独伊防共枢軸の強化を重点とし」 現下戦争指導に関する一般方針 1938.11.11

【極秘】【参拾部の内□22号】 13.11.11 現下戦争指導に関する一般方針 第一 方針 国運を賭する挙国長期戦遂行の態勢および準備を鞏化しつつ、日満支関係の自主的調整および建設を期するとともに、抗日政権の屈服ないし潰滅に各般の努力を尽くし、…

1.対ソ外交工作要領 2.時局に伴う対ソ要領 3.対英工作要領案 4.対米工作要領 5.対仏工作要領案 五相会議 1938.6.23

(9)1.対ソ外交工作要領2.時局に伴う対ソ要領3.対英工作要領案4.対米工作要領5.対仏工作要領案 【極秘】 対ソ工作要領案 昭和13年6月21日 第5課 一、方針 ソ連邦に対しては、今次事変に参加せしめざるごとく諸般の工作を実施す。 二、要領…

昭和12年10月 「支那事変と満洲国」 東亜局第3課 より 「便衣隊の潜入」 1937.10

昭和12年10月 支那事変と満洲国 東亜局第3課【秘】[中略](ハ)便衣隊の潜入今次事変勃発以来、支那方面より便衣隊潜入し、流言を放ち治安攪乱を図りたる証跡あり、その事例二、三を挙ぐれば左のごとし。(1) 国府軍事委員会副委員長、馮玉祥は蒋介石…

「今次作戦の目的は、共産党軍を撃摧して其の根拠を覆滅し、以て華北治安攪乱の根源を芟除せんとするにあり」「本作戦の成果は一に下級部隊の積極果敢·熱烈執拗にして独断機を制する討伐の累積統合によりて期待し得る」 晋察冀邊区粛正作戦開始にあたっての訓示 北支那方面軍司令官 岡村寧次 1941.8.14

軍事極秘 晋察冀辺区粛正作戦開始にあたり 作戦参加将兵に与ふる方面軍司令官訓示 満を持して軍旅を整ふること月余、ここに起つて北部大行山脈、敵共産党軍に対する作戦を開始せんとす。 惟ふに北支建設の禍根は一に共産党軍の執拗、飽くなき蠢動に胚胎す。…

国家総動員実施に関する内閣訓令 1937.11.8

閣甲第二六七号昭和十二年十一月八日昭和十二年十一月九日 官報公布 内閣総理大臣[近衛文麿][閣僚連署] 別紙国家総動員実施に関する内閣訓令案右 閣議に供す ◯内閣訓令第四号 各官庁国家総動員実施に関する件 惟ふに今次事変は、其の淵源する所 極めて遠…

「共同して経済的に圧迫し来る場合、その兆候を察知せば、これを機会として国内経済機構の戦時態勢化を断行し…」「共同武力をもつて圧迫し来る場合、現戦争指導方針に準拠し、かつ英·仏に対しても我が国防威力圏内において積極的に対応す。この際、資源の獲得をも考慮す」 英、仏、ソ三国共同して強制干渉をなさんとする噂あるに鑑み、之が対策案 五相会議 1938.6.23

【極秘】 昭和13年6月23日 軍務課 英·仏·ソ3国共同強制干渉をなさんと する噂あるに鑑み、これが [✕実現を見る場合の✕]対策<案> 方針 干渉挫折を策し、成らざれば積極的にこれを排除し、現戦争指導の方針を変更せず。 対策 1.全般的対策 (1) 干渉…

特命全権公使 大鳥圭介 外務大臣 陸奥宗光宛 七月二十三日事変前後に執りし方針の大略ならびに将来に向けての鄙見内申 1894.8.4

機密 受第1241号 大臣【陸奥】 次官 花押二十七年八月十三日接受 稟義機密第146号 本68 中□□□私信に□て一応の返事済 七月二十三日事変前後に執りし方針の大略 ならびに将来に向けての鄙見内申 内政改革の勧告朝鮮政府より拒絶せられたるとき我が取…

歩兵第41連隊陣中日誌所収、第2軍司令官、東久邇宮稔彦王の訓示と北支那方面軍参謀長、岡部直三郎の通牒 1938.7.13                     

《7月13日 晴 宿県》1.森田隊は8時出発、固鎮に向ひ前進、19時到着す。 〈日々命令〉 2.左の日々命令下達す。 日々命令 7月13日 於宿県部隊本部 一、 陸軍軍医中尉 望月策夫 連隊本部付きを命ず。(7月12日付) 〈軍司令官訓示〉 3.本日…

「現下欧洲情勢に善処し、これを事変の即決に利導し、事変の解決にあたりては日支一転の資に供し、爾後、欧洲戦争の推移に即応して相当範囲の東亜解放を施策す」 現地事変処理に資するための現下東亜情勢判断 1940.6.23

[表紙] 現地事変処理に資する為の 現下東亜情勢判断 昭15.6.23 支那総軍参謀部【一復資料】 防衛研修所戦史室 〔【中央】戦争指導 重要国策文書 948〕 [中表紙] 現地事変処理に資する為の現下 東亜情勢判断 [本文] 【極秘】 15.6.23 総…

「本事変は消極的には満洲事変の終末戦たると共に、積極的には東亜解放の序幕戦たるの意義を有し、皇国一貫の国是たる道義日本の確立と東洋文化の再建設との為、歴史的一段階を画すべきものなり。」「日本が北支を国防圏として考ふるの程度は、共同防防衛の見地よりする戦略的考慮のほか、現地の福利増進を顧念しつつ、日本の不足資源を彼地に求むるをもつて基準とすべく」 戦争指導上、速やかに確立·徹底を要すべき根本方針 1938.6.23

総理に渡して可。 五省会議にて議論す。(但し六、五のイを除く) 【極秘】【参拾部の内五号】 昭13. 6. 20 海軍に送付せず。 第2課 戦争指導上、速やかに確立·徹底を要すべき 根本方針 本事変に対し有終の結を与ふるは今後中央の努力にあり。これがた…

「特種煙は戦闘の進捗を図るため随時随所に局部的に使用するを本則とするも、状況により計画的に大規模の集中使用を実施することあり。」「特種煙攻撃を実施せる地域の敵は勉めて殲滅を期し、これが脱逸を防ぐものとす。」 第11軍命令 岡村寧次司令官 1938.8.21

【軍事極秘】呂集作命第33号 呂集団命令 8月21日0920 於九江 自今、別紙要領に基づき特種煙(特種発煙筒および特種発煙弾)を使用すべし。 呂集団司令官 岡村寧次 下達法 印刷交付 呂集作命第33号別紙特種煙(特種発煙筒および特種発煙弾)使用要…

「重点使用の観念薄く、徒に少量の使用を反復し、重要時期における集結使用を困難ならしむる場合あり。」「第一線部隊はガス放射に跟随して突入する観念薄く、突入期の遅延と少量使用と相俟つて、敵の斜射·側射による被害多く、被毒地帯の敵も再び射撃するに至る」 野戦ガス第13中隊現況 1938.8.5

野戦ガス第13中隊現況 8月5日、野戦瓦斯第13中隊長代理、坂東中尉の報告によれば、現況概ね左のごとし。 一、編成 長 1 小池歩兵大尉(負傷入院中)小隊長 3 中尉1、少尉2段列長 1 准尉軍獣医部見習医官(獣医部准尉1)合計 将校以下 343名 …

「爾後、国民政府を対手とせず、帝国と真に提携するに足る新興支那政権の成立発展を期待し」 帝国政府声明 1938.1.16

帝国政府声明(昭和十三年一月十六日) 帝国政府は南京攻略後、尚、支那国民政府の反省に最期の機会を与ふる為、今日に及べり。然るに国民政府は帝国の真意を解せず漫りに抗戦を策し、内、民人塗炭の苦しみを察せず、外、 東亜全局の和平を顧みる所なし。 仍…

考証資料第八号 対作戦用兵に関する内示(差当り統帥部腹案として内示せらるべきもの) 1937.7.12

考証資料第八号対作戦用兵に関する内示(差当り統帥部腹案として内示せらるべきもの)(対支海軍作戦計画内案、七月十二日、軍令部策定) 一、作戦指導方針 (一)自衛権の発動を名分として、宣戦布告は行はず。ただし彼より宣戦する場合、または戦勢推移に…

【校正中】岡村寧次『陣中感想録』原文 1954.6

岡村寧次大将回想録 靖國偕行文庫 受入番号:80277 図書記号 請求記号:390,281オ、オ [表紙] 一切転載並公表を禁ず (特別資料) 戦史資料其の三 岡村寧次大将回想録 昭和二十九年六月 厚生省引揚援護局 [内表紙] 一切転載並公表を禁ず (特別資料) 戦史資…

政府声明(八月十五日 午前一時十分発表)(週報第四十四号附録)1937.8.15

(週報第四十四号附録)昭和十一年十月一日第三種郵便物認可昭和十二年八月十八日発行 政府声明(八月十五日 午前一時十分発表) 帝国夙[つと]に東亜永遠の平和を冀念[きねん]し、日支両国の親善·提携に力を効[いた]せること久しきに及べり。然るに南京政府…