徴兵制

｢徴兵の発令に逢はば、必ず欣然之れに応ずべく、決して逃竄して、公事に赴くことを避くべきにあらず、如何なる人も、我邦の男子としては、進んで身を犠牲に供し、以て国家の福祉を図るの念慮なかるべからず、蓋し世に愉快なること多きも、真正の男子にありては、国家の為めに死するより愉快なることなかるべきなり｣　井上哲二郎『勅語衍義』下

教育勅語徴兵制

一旦緩急アレハ義勇公二奉シ人の徳義は、徒に能く一身を修め、他人に害を加へざるに止まらず、又進んで衆人の為に有益なる事業を為すを要す、即ち消極の徳義は、未だ尽さざる所あるものにして、加ふるに積極の徳義を以てせざるべからず、殊に国の安危休戚…