12月14日
連隊一般の行動:南京城内掃帰[→蕩?]
戦闘種別:敗残兵掃蕩
戦闘の結果、教訓其の他:
●良民と便衣兵との区分困難なり。
●潜残の兵は藁積の内部、二階、三階、天井等に潜伏す。
●小銃等外部に現はる兵器は放棄するも、拳銃を有するものあり。
●食に窮せる者は食糧を得る為現出し、時に抵抗しるものあり。
●平然として降伏しるものあり。
●掃蕩は友軍相撃たざる如く計画するを要す。
●時間的に場所的に隣接路との連繫密なるを要す。
●掃蕩区域を拡大にするときは路外の捜索に困難なり。
●掃蕩は各方面より同時に行ふを可とす。
但し掃蕩の目的に依り差異あるを可とす。
12月14日
聯隊一般ノ行動:南京城内掃歸
戰鬪種別:敗殘兵掃蕩
戰鬪ノ結果敎訓其他:
●良民ト便衣兵トノ區分困難ナリ
●潜殘ノ兵ハ藁積ノ内部二階三階天井等ニ潜伏ス
●小銃等 外部ニ現ハル兵器ハ放棄スルモ拳銃ヲ有スルモノアリ
●食ニ窮セル者ハ食糧ヲ得ル爲現出シ時ニ抵抗スルモノアリ
●平然トシテ降伏スルモノアリ
●掃蕩ハ友軍相擊タサル如ク計畫スルヲ要ス
●時間的ニ場所的ニ隣接路トノ連繫密ナルヲ要ス
●掃蕩區域ヲ擴大ニスルトキハ路外ノ搜󠄁索ニ困難ナリ
●掃蕩ハ各方面ヨリ同時ニ行フヲ可トス
但シ掃蕩ノ目的ニ依リ差異アルヲ可トス
↑自無錫至南京 歩兵第38連隊行動概見表 歩兵第38連隊12月20日調製 南京城内連隊本部に於て
JACAR Ref. C11111205800
防衛省防衛研究所 支那-支那事変北支-340
https://www.jacar.archives.go.jp/das/image/C11111205800 p.6