第二設営班 矢部部隊
一､編成
隊 長 海軍技師 矢部雅士
工営長 〃 宮地米三
軍医長 海軍軍医大尉 平敏郎
主計長 海軍主計中尉 中曾根康弘
通信長 海軍兵曹長 宮西
職 員 亀本技手始め 別記の通り
徴用工員 約２,３００名
兵 員 看護兵曹 主計兵曹 通信兵等 約４０名
二､装備
１ 主機械
１０ｔ､８ｔ､６ｔ､５ｔ等の各種ローラー 各輸送船
毎に積み込み
自動車 日產トラツク 豊田トラツク
大発 (上陸機材運搬用)
ヤンマー ( 〃 )
発電機 (１０ kW)
水槽
ヤンマー ジーゼルエンジン
ウインチ 動力付
杭打機
自転車
潜水道具一式 井戸堀機､給水パイプ等一式
トランシツト､レベル､ボール箱尺等 測量用具一式
シヨベル､鶴バシ､ハンマー､斧､鋸等 土工用具一式
鋸 鉋等 大工道具一式
フイゴ､金敷 其他 鍛冶道具一式
ホースイ道具
２ 材料
油類､ガソリン､重油､泥油
砂利､川砂 各輸送船 下積
セメント､組立家屋用 合掌パネル
防虫網､蚊帳､穴ドラム缶､洗面器､風呂桶 (小判型)
ローソク 携帯電気
➰場滑走路整備用 鉄板
波形鉄板 天幕
木材類、電柱、仝腕木 丸太
鉄筋 釘 等
３. 糧食
耺員 及 工員分として約二､五〇〇名分 二ヶ月分 積込
軍医長 約二､五〇〇人分の医療 準備
主計長 糧食の他 戦地にて使用すべき軍票を
準備する
㐧二設営班 矢部部隊
一､編成
隊長 海軍技師 矢部雅士
工営長 〃 宮地米三
軍医長 海軍々医大尉 平敏[×雄×]<郎>
主計長 海軍主計中尉 中曾根康弘
通信長 海軍兵曹長 宮西
耺員 亀本技手始め 別記の通り
徴用工員 約二､三〇〇名
兵員 看護兵曹 主計兵曹 通信兵等 約四〇名
二､装備
１ 主機械
一〇屯 八屯 六屯 五屯等の各種ローラー 各輸送船
毎に積み込み
自動車 日產トラツク 豊田トラツク
大発 (上陸機材運搬用)
ヤンマー ( 〃 )
発電機 (一〇kW)
水槽車
ヤンマー ジーゼルエンジン
ウインチ 動力付
杭打機
自転車
潜水道具一式 井戸堀機 給水パイプ等一式
トランシツト､レベル､ボール箱尺等 測量用具一式
シヨベル､鶴バシ､ハンマー､斧､鋸等 土工用具一式
鋸 鉋等 大工道具一式
フイゴ､金敷 其他 鍛冶道具一式
ホースイ道具
２ 材料
油類､ガソリン､重油､泥油
砂利､川砂 各輸送船 下積
セメント､組立家屋用 合掌パネル
防虫網､蚊帳､穴ドラム缶､洗面器､風呂桶 (小判型)
ローソク 携帯電気
➰場滑走路整備用 鉄板
波形鉄板 天幕
木材類、電柱、仝腕木 丸太
鉄筋 釘 等
３. 糧食
耺員 及 工員分として約二､五〇〇名分 二ヶ月分 積込
軍医長 約二､五〇〇人分の医療 準備
主計長 糧食の他 戦地にて使用すべき軍票を準備する
５. 設営後の狀况
ダバオ上陸 設営 出航迠 十二月二〇日～一月十四日迠 二五日餘の短い忙しい日々であつた．整備出来次㐧 攻擊に取かかつた狀况で 休息の暇がなかつた
㐧二次進出も後発し来夛､朝日山丸､金耶摩山丸 日帝丸等に工員約六〇〇名 及 設営機材を搭載し来夛ので そのまゝ進出した次㐧であつた ダバオは邦人二〇､〇〇〇余カンキンされて居て 占領と仝時に釈放され 設営班に協力して呉れ夛
バリクパバンでは➰場の整備 一応 完了して攻擊機による蘭印作戦が始まると 工員連中ゆるみが出た風で 又 日本出港の際 約二ヶ月の旨 申し渡しありし為 皈心 矢の如く 氣 荒くなり 日本人同志 けんか等 起る樣になる
主計長の取計で土人女を集め 慰安所を開設 氣持の緩和に非常に効果ありたり
６. 所見
一､急速に取集めた機械類の爲か 其當時の実力の不備の爲か 新品の機械なるにも拘らず故障続出､上陸して➰場に運搬する途中にて故障し 相当 苦しむ
ダバオに於ては土民は排他的眼にて我方に対して居たので不安があつたが バリクパバンにては非常に好意を持つて接して呉れ 協力して呉れ夛
３１３基地 (ダバオ)
上陸時の状況
16. 12. 20 現在
｜ ミンダナオ島
｜
｜ ➰場
｜
｜ サ
｜ マ
｜ ル
｜ ダ 島
｜ バ
｜ オ
｜ 市
｜
｜
東
経
ー１ーーーーーーーーーー北緯 ７°ーー
２
５°
｜
｜
３１３基地 (ダバオ)
完了時の状況
16. 12. 20 〜 17. 1. 13
上陸 転進
密 林
(ジャングル) 250M
拡
張
誘 950M
道 滑
路 走 設営隊事ム所
路 土木班
東詰?所
トーチカ トーチカ
・ 格納庫 警備隊宿舎 ・ ・
トーチカ ・ ・
・ ・ ・ 鉄 條 網
≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈
水偵隊宿舎
ⅲⅱⅲ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
㐧二設営班工員 敵前上陸地 海岸
㐧三軍需部 〃 戦死者墓地
朝 日 山 丸 船員
航
空
隊
宿
椰 子 林 舎
井 ポンプ所
設営班 設営班 竹中部隊 戸
慰安所 通信隊 司令部 水槽塔
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
発電所
椰 子 林
医
務
班 設営班宿舎
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
海 岸
㐧二設営班 │宮地記
１６．１１
１１．９ 東京
07.30 上京、施設本部 出向、㐧二設営班を編成、㐧一次 フイリツピン ダバオ、㐧二次 ボルネオ バリツクパパン敵前上陸、➰場整備、居住施設の整備を言い渡さる．(来栖大使 渡米途中にて、渡米の上会議決裂すればの仮定の上にて) 種々 注意事項 其他の話あり、㊙の赤本や、ダバオ、バリツクパパンの状况、防備状態の調査や記事を読む．
1. 占領飛行場の補修､穴埋め ２日～３日間にて
1. 技手 次で班員､資材 手配済．
1. 班組織
1. 資材積込 ─ 荷揚の順序により積込み
1. 何の船に何が積んであるか 皆によ
く呑み込ますこと．
１１．１０ 東京
１１．１４ 東京
07.30 上京 09.00 施設本部 [右備考欄] 来栖大使 ホノルル着
１５,１６,１７,１８ 〃
種々 打合せ 厚木にて？ 爆弾穴の埋戻しの方法の種々の実権を見学．
１１．２０
㐧二設営班に配属さる
１１．２９
呉海軍建築部 退庁
１１．２９
呉軍港出港 瀬戸内海の備後水道を経て 一路南行 パラオに向う．輸送船 台頭丸､天龍丸の２船に分れ乘込む．資材は外に㐧２関南丸に積込む．(関南丸のみ佐世保立寄り) [右備考欄] 天龍丸船長 木村準二
㐧二設営班│班長 技師 矢部雅士 (土木)
徴用技師 宮地米三 (建築)
技手 亀本吾郎 ( 〃 )
〃 清水朝行 ( 〃 )
〃 鈴木豊荘 (土木) （徴）〃 斉藤勝雄（ 〃 ）
〃 技生 荒井豊治 (建築)
技生 平本靜夫 ( 〃 )
〃 住吉法文 ( 〃 )
〃 小島新吾 (土木)
〃 槇原冬夫 ( 〃 )
〃 務中秋夫 ( 〃 )
（徴）〃 松浦爲治 ( 〃 )
〃 〃 細水俊夫 (電気)
筆生 中村正男
〃 前田作平
守衛 宮本貞雄
記録員 野沢井勝男
〃 林忠三
〃 福力藤衛
通信隊 宮西兵曹長
通信兵
森看護兵曹 看護兵１名
主計兵曹１名 八杉主計兵
工員 約２,３００名.
㐧二設営班 矢部部隊 編成 ３１３基地 ダバオ
部隊長 矢部技士．
工営長 (宮地隊) 宮地技士．
土木班 鈴木技手 槇原技生 横山職手
（水道班）斉藤技手 小島技生 旭天 〃
（運輸班） 務中技生 山城 〃
松浦 〃 川野 〃
影山 〃
木下車夫
東 〃
建築班 亀本技手 荒井技生 水木職手
清水技手 平本技生 北野 〃
住吉技生 酒井 〃
加藤 〃
中田 〃
松沢 〃
電気班 細水技生. 以下１６名.
主計長 (中曽根隊) 中曽根主計中尉．
主計班 八杉主計兵 中村筆生 林記録員
福力 〃
烹水班 川野主計兵曹 前田筆生 野沢井〃
警務班 宮本守衛．
軍医長 (平隊) 平軍医大尉
森看護兵曹．看護兵 以下８名．
通信長 (宮西隊) 宮西兵曹長 以下１２名．
ダバオ基地残留員
矢部部隊 亀本隊
亀本技手 (建築) 荒井技生 (建築)
斉藤技手 (土木) 松浦 〃 (土木)
以下５００名．
３２２基地 バリツクパパン．
ダバオ残留員を除き、３１３基地に同じ．
１６．１２．４－６
パラオ沖 碇泊 パラオ海軍司令部にて陸海軍合同会議 船団隊形、攻撃を受けた場合の散開等の注意あり
１２．７
上陸．パラオ南洋神宮 参拜．
１２．８
宣戦を船上にて聞く．
１２．１７
パラオ出港．
１２．２０ ３１３基地 ダバオ ササ➰場
未明 フイリツピン ダバオ市郊外 (ダバオ市より北方 約１２km) ソコニー石油会社桟橋より上陸．桟橋の水深 (約 ４.５弱) 浅く 横付け困難なるも 天龍丸船長の腕により横付出来､荷揚げ､急速に出来る 直に➰場整備．設営班居住施設 位置選定､天幕幕営準備
[右備考欄] 当夜は格納庫内 民家に宿泊 残余は露営．
１２．２１
設営班天幕完成．自爆孔 約１０ヶ所あり 直に復に着手す．
ソコニー桟橋近くの倉庫に多量のマニラ麻あり 天龍丸に積込み内地へ輸送す
設営班居住のテント白色にて 附近の緑の椰子林とコントラスト強く、敵の攻撃の目標となり 爆撃を受けた．矢張り 天幕は土色か緑色にすべきである．
１６．１２．２４
➰場滑走路の延長に着手 西方の椰子林地際を伐採 (約２５０ｍ拡張し 約１,２００mとす)
大発２隻 爆破 戦傷２１名
２５
➰場被彈６ヶ所 戦斗機２機破壞さる
３０
➰場拡張工事 畧 完成
１７．１．１ 雨
㐧六設営班 山田隊長以下 工員１００名 見学旁々 援助に来る (●●●…)
[右備考欄] ●●●…
１．２ 晴
中攻機隊 民家の造床．設営班病舎､通信隊組立家屋 組立．中攻機隊 ➰場内組立家屋 組立 ダバオ桟橋附近の水上キ滑走台現場行 (修地のための測量) 井戸堀現場行．
１．３ くもり 後 雨
３１３基地 (ダバオ) 残畄者打合せ (矢部技師と) 㐧三設営班 班長 飯野技師 其他３名 ホロより➰にて来る．小格納戸屋根 略 完成 (敵屋 格納庫 屋根 破損せるもの) 中攻機隊工作場 組立．送信所 増築．３１３基地残畄員名簿作製．亀本技手 (隊長とす) 斉藤技手以下 約２００名
１．４ 晴 後 雨
陸戦隊､通信隊 居住施設 ●●●
[右備考欄] 多田部隊 司令部行 打合せ．
１．５．晴
陸戦隊､航空廠､通信隊 居住施設 ●●●
[右備考欄] 㐧５班 筆生達 来場 ●●●…
１．６ 晴
陸戦隊居住施設 終了．鈴木部隊 (気象隊) 烹水所建方．中攻機隊 士官烹水所 及 便所建方．通信隊屋根施設．➰場 格納庫壁修理 及 増築建方 ➰場 現在家屋 完成 氣象観測所現場行
[右備考欄] 㐧５設営班 奥村技師 平田技師来場．１１航空隊司令部行 打合せ．
１．７ 晴
鹿屋一式陸攻 アンボン爆撃 塚原部隊 床張り．鈴木部隊 組立便所 設営班組立家屋 事務所 入佐部隊 (中攻機隊？) 便所 及 烹水所終了 ➰場 格納庫増築．西上書記､北口守衛長 第二次 (３２２) 工員 引率の上 来る (工員６００名)
[右備考欄] 午後 ダバオ軍需部～朝日山丸～日帝丸～金耶麻山丸 荷積 及 人員 糧食 打合せ点検 金耶麻山丸船長 樫本勉
１．８ 晴 夜 一時 雨
１１航空艦隊司令部 (塚原部隊) 雑工事．氣象観測所（傍受所）間仕切 変更
[右備考欄] 㐧二次積込み荷物 明細書作製
１．９ 晴
塚原部隊雑工事．氣観増設通信隊増築．
[右備考欄] 㐧２次進出工員用名簿作製．午後朝日山丸 ダバオ㐧一桟橋 横付け積荷開始
１７．１．１０ 晴
[右備考欄］夜 ２次進出工員の乘船割､名簿作製
１１．晴
堀内□下傘部隊 (今次大東亜戰 初の落下傘部隊) メナド路下占領のため本➰場出撃す
[右備考欄] (●●● ボルネオ タラカン占領)
１２．晴
塚原部隊本部打合．入船部隊 Ａ型組立家屋
設営班､通信隊～始工式
１３．晴
朝より「テント」片附､乘船準備､午前中に終了．午後 金耶麻山丸 荷積続行．
[右備考欄] 午後５時 乘船す．
１４．晴
13.00 時 金耶麻山丸 ソコニー桟石油会社橋を船出す．ひとまずダバオ市の沖に碇泊 15.15 ダバオ出港、ボルネオ タラカンに向う．
[右備考欄] ダバオ部 及 ●●●● 慰安隊現場行、●●●…
１７ 晴
タラカン沖 ４kmの地奌に12.00時頃 碇泊す．
[右備考欄] ダバオ部 及 慰安隊現場行.夕食後 ３２２基地 (バリツクパパン) に於ける作業配員表を作る．
１９ 晴
[右備考欄] 朝日山丸（矢部技師）で打合せ．荷役､配員表に付いて．
２０ くもり 後 晴
タラカン島行．09.00時 船を出､11.00 上陸､➰場～街～桟橋．16.40 上船．18.30 帰船．
２１ 雨 陸海１６船団を編成され 17.30 タラカン出航．
[右備考欄] 工員 十倉鹿次 09.05 心臓麻ヒにて死亡．
２２ くもり 時々 小雨
赤道通過．赤道祭を行ふ．天幕割当表 作製．
２３ くもり
空襲３回 11.00 ３機 被害なし．16.40 ４機 被害なし．１機撃墜●．17.50 １機．●●●●●、最後の１機のため 輸送船 南河丸 爆撃され火災を起す．軽傷１名．其他 無事救助さる．
２４ 晴
未明 バリツクパパン マンガル➰場沖に碇泊、04.00 敵駆逐艦襲来．空襲数１０回 陸軍輸送船 呉竹丸 魚雷を受け､馬と兵隊がやられたとのことで､次々と兵隊､船員●●本船（金耶麻山丸）及 他の船に[×引き揚げられた×]<救助された>．朝日山丸 (矢部技師 乘船の設営班員 乘込み) 砲弾を四番ハツチに打込まれ､死者[×１９×]<２１>名 負傷者[×４１×]<３９>名[× (内２名 戰傷死) ×] 夜が明けてからの空襲にて輸送船３隻 撃沈さる 敵襲のため06.00 上陸予定が､おくれ[×●●●出発 乘込●●●×]､09.00 より上陸開始 バリツクパパン マンガル➰場南海岸に上陸．➰場は碁盤の目のように地雷 布設しありし爆破せざるもの夛数あり 取除き 整備に着手する
１６．１．２５ 晴
居住施設位置決定 天幕張．マンガル河 橋梁仮設工事に着手．サンガ.サンガ地方 (油田地帯) 海軍部隊宿舎整備．
[右備考欄] マンガル仮橋竣工
２６ 晴
バリツクパパンへ建築土木資材を徴発に行く．
２７ 晴
朝日山丸 戦死者２１名､病死者２名の告別式を斎主となつて行う．最初の犠牲者だ．
[右備考欄] 海岸に墓地を作る
２８ 晴 スコール１回
水道用資材 及 橋梁用木材 徴発．航空隊団居住施設．
２９ 晴
通信隊用木材徴発．
２．１ 晴
➰場内事務所完成．槇原技生 バンジエルマン行（陸軍山本隊分遣隊 派遣）決定．
[右備考欄] バンジエルマン➰場を陸軍が整備するに付 その指導のため．
２．２ 晴
●● 04.00 11.00 14.30 空襲．被害なし．槇原技生以下３名 マンガル河口より大発にて 陸軍輸送船？「はばな丸」に乘込むため出発．
[右備考欄] [×㐧５設営班×］
２．３ 晴
航空隊 軍需部 居住施設 ●●●… 13.30 空襲
２．４ 晴
[右備考欄] 遺骨 14.00 朝日山丸へ移乘の上 内地へ護送
２．５ 晴
19.00 金耶麻山丸､朝日山丸 出航．
[右備考欄] 北口守衛長遺骨を謹衛 帰呉す．
２．８ 晴
➰場拡張のため 樹木伐採 目通り径３尺 ４尺より６尺位のものもある
２．９ 晴
[右備考欄] セレベス島､マカツサル占領
２．１２ 晴
[右備考欄] ●●●… ●●●…
１３ 晴
バリツクパパン市内えの道の橋 (スピンガン橋) 夜業にて修理
１４ 晴
バリツクパパン 和住部隊 (１０１燃料廠) 打合せ行．マンガール河橋梁 渡り初め
１５ くもり 時々 晴
[右備考欄] 19.50 シンガポール陥落
１６ 晴
水源地見分
１９ 晴
12.00 㐧５設営班 奥村技師 沢田？主計長 其他 来パ．航空隊天幕 及 兵器積込み打合せ．
２０ くもり
バリツクパパン桟橋調査．
[右備考欄] クーパン 及 デリー 我の敵前上陸．㐧５設営班 18.00 バリ島へ向け出航．
２２ 晴
●●●…
[右備考欄] 樋口大佐 設営部長 バリ島行．
２３ 雨 後 晴
[右備考欄] 山田技師 バリ島行．
３．１１ 晴
[×１１×]<１０>日にて設営班全員 㐧１０２海軍建築部に配属さる
[右備考欄] 慰安所 (設営班) 開設
３．１３ 〃
[右備考欄] １０２軍需部 マカツサルに転出
３．１８ 晴 夜スコール
設営班矢部隊長以下 幹部５人 宿舎をバリツクパパン郊外の教会附属宿舎に移る
[右備考欄] 部長、山田技師 マカツサル進出．
３．２０
設営班事務所 竣工移転．
１７．３．２２ くもり
[右備考欄] 以東部員 (主計大尉) 着任
３．２５ 晴 㐧２､㐧３､㐧５各設営班は㐧１０２海軍建築部に合流させるとの電報来る (３月１０日附) 午後､㐧２２根? 及 燃料廠行．
４．３ 晴 時々 くもり
陸戦隊宿舎､２２根?司令部行 建築部宿舎 (バリツクパパン市内) 決定．
［右備考欄］燃料廠､２２根?の復興計画 未定
４．１０ 晴 スコール
１０２建築部長より「在バリツクパパンの土工７００名 及 病弱者 帰還せしめらる」の電報あり．
４．１２ 〃
[右備考欄] 16.00 侍從武官巡視
４．１３ 〃
夜 宮地技師 スラバヤ転出の命令あり､１０２建築部長より (山田忠大隊)
４．１５ 晴
タバオ残留工員２００名 １４日 ダバオ発の乾隆丸にてバリツクに向ふとの電報あり．
４．１６ 晴
16.00 乾隆丸入港､荒井技生以下 工員２００名 乘込み．
４．１７ 〃
午前中 糧食の積込み．[×午後●●●班長●●●●●道路､●●仕上×] 19.30 乾隆丸に平軍医大尉､宮西兵曹長共 乘船
４．１８ 朝 くもり 小雨 後 晴
07.00 乾隆丸 出発
４．１９ 晴
16.45 セレベス島 マカツサル着．
４．２０ 〃
建築部長とスラバヤ進出に関し､種々 打合せす．
４．２１ 晴 夕方 雨
19.30 宮地技師､野口通訳 乾隆丸に乘船．
４．２２ 雨 後 晴
09.00 乾隆丸 出発
４．２４ 晴
16.00 〃 スラバヤ突堤着､６設 畑中技手の出迎を受け､荒井技生以下工員､工員宿舎 入舎
４．２５ 晴
荷揚げ．海軍本部の設営班事ム所にて六設班長 山田（誠）技師より工事､事務引継を受く．
４．２６ 晴 スコール
各庁就任挨拶
３１３基地作業 (ダバオ)
➰場 自爆孔 約１０ヶ所 穴埋復旧、椰子林伐採、滑走路拡張、誘導路新設、井戸掘 給水設備、水偵隊滑走台整備．
入船部隊 (陸戦隊) 本部 (民家) 整備、宿舎 (民家) 〃、宿舎 組立家屋 施設、烹水所、便所 (組立) 施設．
塚原部隊 (㐧十一航空艦隊) 本部 宿舎 民家整備．
入佐部隊 (中攻機隊) 烹水所、便所 (組立) 施設、士官烹水所、便所 (組立) 施設、工作場 (整備場) (組立) 施設．
鈴木部隊 (気象隊) 本部民家整備、及 増築、烹水所、便所 (組立) 施設．
軍需部 民家整備
敵産格納庫､屋根､壁 大破壞せるもの復旧 及 航空廠 居住施設 (組立) 建設
設営班 居住施設 (天幕､組立家屋)
〃 通信隊 民家整備 及 増築、宿舎 (組立家屋) 施設
慰安所 組立家屋建設
発電設備 及 発電
３２２基地作業 (バリツクパパン)
➰場内 碁盤の目の様に敵が地雷 敷設せるものの 未発のもの多数あり 取除き 及 自爆孔復旧工事、➰場拡張のためジヤングル伐採 (目通り３尺､４尺､６尺位のほのあり) ．➰場拡張、誘導路新設．
橋梁 (敵が爆破せるもの) 七ヶ所復旧
主なる橋梁
マンガル河橋梁 長さ２００米、巾８米、仮橋仮設、本橋復旧理
スピンガン橋 長５０米 巾５米
マンガル河口荷揚桟橋架設 長２５米 巾５米
バリツクパパン桟橋復旧 (後 池内部隊 (呉建築部より派遣) に引継)
バンジエルマン (陸軍) ➰場整備の指導、井戸掘、給水設備、設営班居住施設 事務所 (民家整備) 通信隊 (民家整備) 慰安所 (設営班用) (組立家屋) 建設
航空隊 (水偵隊共) 居住施設 組立家屋建設 民家整備
軍需部 〃 〃
１０１燃料廠 (和住部隊) 居住施設 民家整備
陸戦隊 居住施設 民家整備
サンガサンガ海軍部隊 (燃料廠？) 居住施設の民家整備
資材
建築 天幕、組立家屋、防水機ルーフインクー、亜鉛引鉄板、平板、大工道具、風呂桶、パネル、釘、鉄物、掛矢
発電機 ５kW ？
電線、碍子、ソケツト、電球、ブラックテープ、半田、半田鏝、ガソリン、重油、軽油、泥油、
水道工事用
井戸掘機、ポンプ、パイプ、結手類、給水栓、カラン、
↑海軍航空基地 第２設営班資料（防衛省防衛研究所 ⑤航空関係-航空基地-20）
https://wam-peace.org/ianfu-koubunsho/list/m-all-list.html
70 J_004 海軍航空基地 第2設営班資料
https://wam-peace.org/ianfu-koubunsho/pdf/M-PDF/J_004.pdf
参考
http://megalodon.jp/2011-1028-2056-26/fujihara.cocolog-nifty.com/tanoshi/2011/10/post-191b.html
http://megalodon.jp/2011-1028-2058-00/fujihara.cocolog-nifty.com/tanoshi/2011/10/post-4383.html
