Obladi Oblako 資料室

帝国日本の専制と侵略戦争、植民地支配について知り、考えるための文書資料

第9師団作戦経過の概要(上海附近の戦闘より南京攻略に至る)より 1937.12.9~11

第4章 化鎮附近の戦闘及追撃

三、攻撃戦闘経過

6.両翼隊は(8日午後11時)相前後して馬鞍山系に拠れる敵を駆逐し夜間追撃に移り、36iは一挙、光華門外に敵を急追し(12月9日)午前5時、光華門外クリークの線に進出せり。

 右翼隊の35i主力は(9日)払暁迄に陸軍兵営(中山門東南方)付近に在りし敵を撃破、更に其の後方陣地に対し力攻に努む。

 又、7iは35iの左に進出し、工兵学校付近の敵に対し攻撃を準備す。

7.19iは湻化鎮~南京道以西の地区より追撃し(12月9日)早朝、雨花台付近の敵陣地前に進出し、之が攻撃を準備す。

8.当時に於ける軍全般の態勢、付図第13の如し。

三、本夜間追撃は全く敵の不意に乗ぜし為、敵は沿道尚灯火を点ぜる侭、倉惶として退却し、9日払暁後、残敵、光華門付近に殺到するの状況を呈せり。

https://www.jacar.archives.go.jp/das/image/C11111967800 p.3~p.4

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https://www.jacar.archives.go.jp/das/image/C11111968200 p.42

第5章 南京城攻撃戦闘

二、戦闘経過

1.光華門占領

(12月10日)両翼隊は追撃に引続き必死の勢いを以て南京城攻略に努めたる結果、左翼隊の Ⅰ /36iは此の日午後5時、他兵団に先ち光華門を占領し、門頭高く一番乗りの光輝ある日章旗を掲ぐるの栄誉を担へり。

2.(11日~12日)両日に亘り左翼隊主力は一意、光華門付近の戦果拡張に努めたるも、大なる成果を収むるに至らず。

[中略]

3.右翼隊方面に在りては(12月10日)以来、陸軍兵営西側稜線より工兵学校に至る数線陣地を力攻し、(11日)概ね中山門東方500mの稜線より工兵学校西側クリークの線に進出し、一意、城壁占領に努めたるも、幅70mに及ぶ水濠に拒まれ、戦況、意の如く進展せず。

[以下略]

https://www.jacar.archives.go.jp/das/image/C11111967900 p.1~p.2

第9師団作戦経過の概要 (上海附近の戦闘より南京攻略に至る) 昭和13年1月

防衛省防衛研究所 支那-支那事変上海・南京-361)