Ob-La-Di Oblako 文庫

帝国日本の侵掠戦争と植民地支配、人権蹂躙を記憶し、再現を許さないために、ひたすら文書資料を書き取る。姉妹ブログ「歴史を忘れる民族に未来はない!」https://obladioblako.hateblo.jp/ のデータ·ベースを兼ねる。

「この前の討伐で支那人1名殺しましたが、あまり良い心持ちは致しません。…人など銃剣で突くと豆腐のように突かるです。1~2回突くと手をブルブルふるわせます。」 憲兵隊の検閲で削除された帝国日本軍兵士の手紙 1941.8.25

月日:8.25

発信人:北支派遣 長野部隊 蔵重部隊

    ●●正一

受取人:新潟県中蒲原郡亀田町字■■■

    ▼▼常松 キイ子

内容:この前の討伐で支那人1名殺しましたが、あまり良い心持ちは致しません。殺すところなど内地の女の人など見たら恐れることと思ひます。人など銃剣で突くと豆腐のように突かるです。1~2回突くと手をブルブルふるわせます。……以下略

処置:削除

 

月日:八、二五

發信人:北支派遣 長野部隊 藏重部隊

    ●●正一

受取人:新潟縣中蒲原郡亀田町字■■■

    ▼▼常松 キイ子

内容:此ノ前ノ討伐テ支那人一名殺シマシタカ アマリ良イ心持チハ致シマセン 殺ストコロナト内地ノ女ノ人ナト見タラ恐レル事ト思ヒマス 人ナト銃剣テ突クト 豆腐ノヨウニ突カルテス 一、二囬突クト手ヲブル〲フルワセマス……以下畧

處置:削除

 

憲兵隊の郵便検閲記録、1941年『軍事郵政検閲月報(8月)』より

庄厳 主編『鉄証如山 吉林省新発掘日本侵華档案研究』、p.429~p.430