Ob-La-Di Oblako 文庫

帝国日本の侵掠戦争と植民地支配、人権蹂躙を記憶し、再現を許さないために、ひたすら文書資料を書き取る。姉妹ブログ「歴史を忘れる民族に未来はない!」https://obladioblako.hateblo.jp/ のデータ·ベースを兼ねる。

2020-12-05から1日間の記事一覧

「海軍側は手薄のため在郷軍人団および一時青年団または自警団を閘北占領地内の治安維持に用ひたる行き懸かりもあり、彼らの行動は、便衣隊に対する恐怖および憎悪とともに、あたかも大地震当時の自警団の朝鮮人に対する態度と同様なるものあり、支那人にして便衣隊の嫌疑をもつて処刑(殺戮)されたるもの既に数百に達せるもののごとく」 在上海重光公使より芳沢外務大臣あて電報 1932.2.2

昭和7年2月2日 在上海重光公使より芳沢外務大臣あて電報 上海帰任以後の状況について 上海 2月2日午後発 本省 2月2日午後着 第61号 本使着任以後の当方面状況、左の通り。なほ総領事電報参照ありたし。 1.我が陸戦隊はその占領地域を死守し居り、兵…

日本外交文書 満州事変 第2巻より 第1次上海事変における「便衣隊」と「自警団」 1932.2

在昭和7年2月1日 上海重光公使より芹沢外務大臣あて電報 上海 2月1日午後発 本省 2月1日午後着 第56号 本使、帰任後直ちに現下の実情を子細に観察せるところ(一般情勢は上海閣下あて電報第158号によりご承知の通り)予想外に急迫せる事態と認めらる…