Ob-La-Di Oblako 文庫

帝国日本の侵掠戦争と植民地支配、人権蹂躙を記憶し、再現を許さないために、ひたすら文書資料を書き取る。姉妹ブログ「歴史を忘れる民族に未来はない!」https://obladioblako.hateblo.jp/ のデータ·ベースを兼ねる。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【工事中】朴烈・金子文子 大審院第1回公判調書 ② 1926.2.26

裁判長ハ被告人朴準植ニ 問 検事ノ述ヘラレタル事項ハ判リタルカ 答 聞イタ 問 其ノ事実ニ付 被告ヨリ陳述スルコトアリヤ 答 其ノ前ニ俺ノ出シタ書類ヲ出シテ貰ヒタイ 問 之レテアルカ 此時 押収ノ㐧十七号 乃至 㐧二十号ヲ示ス 答 之レテアル 俺ハ俺ノ立場…

朴烈・金子文子 大審院第1回公判調書 ① 1926.2.26

公判調書(第一回) 被告人 朴烈 事 朴準植 同 金子文子 右両名ハ刑法第七十三條ノ罪 並 爆發物取締罰則違反被告事件ニ付 大正十五年二月二十六日午前九時 大審院第一特別刑事法廷ニ於テ 裁判長 判事 牧野菊之助 判事 柳川勝二 判事 板倉松太郎 判事 島田鐵…

金子文子 大審院公判準備調書(第2回) 1925.11.21

公判準備調書 被告人 金子文子 右 刑法第七十三條ノ罪 並 爆發物取締罰則違反被告事件ニ付 大正十四年十一月二十一日 市ヶ谷刑務所ニ於テ 大審院第一特別刑事部 受命判事 板倉松太郎ハ 裁判所書記 戸澤五十三 立會ノ上 右被告人ニ對シ訊問スルコト左ノ如シ …

【工事中】朴烈・金子文子裁判記録より 大審院第二回公判調書 1926.2.27

前同日午後一時、前同一事件につき、前同一法廷において、前同一の判事、検事、裁判所書記列席の上、公開せずして対審を続行す。前同一の被告人出頭、身体の拘束を受けず。前同一の弁護人出頭。裁判長は、 引き続き審理する旨を告げたり。 弁護人布施辰治は、…

朴烈・金子文子裁判記録 大審院第二回公判調書より 弁護人布施辰治の弁論 1926.2.27

前同日午後一時、前同一事件につき、前同一法廷において、前同一の判事、検事、裁判所書記列席の上、公開せずして対審を続行す。前同一の被告人出頭、身体の拘束を受けず。前同一の弁護人出頭。裁判長は、 引き続き審理する旨を告げたり。 弁護人布施辰治は、…

リンク·メモ 「最後にはついに「捕虜は全員すみやかに処置すべし」という軍命令が出されたのである。」

山田旅団長は副官相田中佐を軍司令部に派遣し…逆に軍司令部から憲兵将校が旅団司令部に調査にやってくる始末だった…しかし、最後にはついに「捕虜は全員すみやかに処置すべし」という軍命令が出されたのである。通信兵が電話で鉛筆書きで受けた一片の紙きれ…

磐城時報 「支那軍捕虜の中に意外!婦人あり 南京にて 木村守江」 1938.1.24

支那軍捕虜の中に 意外!婦人あり 南京にて 木村守江 (其の三) 先日は何処まで書いたかはっきりせぬが、捕虜二万余の始末に困ったことを書いたと思う。この捕蔣[→虜]の中に女が居たことは書くことを忘れたかも知れない。日本人の想像出来ない、軍隊の中に…

リンク·メモ 「捕虜をどうしたかと言ふことは軍司令官の令に由った丈で」 1938.1.24

木村守江(Ⅰ/65i 軍医見習士官)手記「先日は…捕虜二万余の始末に困ったことを書いたと思ふ。…捕虜をどうしたかと言ふことは《軍司令官の令に由った丈》で此処には書くことが出来ぬから御想像にまかせることにする」(夕刊 磐城時報,1938年1月24日,第7124号,1面…