昭和二〇年八月一四日配布 八月一四日二〇、二五発 八月一四日二一、五九著 警急電報 八月一四日二二、四〇受付 八月一四日二三、四八提出 総長宛 発信者 支那派遣軍総司令官 総参一電第九二二号 臣寧次謹ミテ奏上ス 肇国以来悠久三千年尊厳無比ナル我ガ国体護持ノ為ニハ全国民熱火一丸トナリ 敵撃減ノ一途ニ邁進アルノミ而シテ皇軍七百万ハ皇土及大陸ニ健在シ支那派遣軍勇躍任務完遂ノ邁進中ニシテ必至敢闘スル所必ズヤ死中活ヲ求メ得ベキヲ確信ス 外電ノ伝フルガ如キ屈辱的平和光栄輝ク帝国ヲ抹殺スルモノニ斉シク帝国臣民トシテ断ジテ承服シ得ザルノミナラズ斯クノ如キハ支那派遣軍ノ実情上絶対実行不可能ニ近シ今ヤ皇国興亡ノ関頭ノ臨ミ是非トモ微衷ヲ上聞ニ達シ徹底
「昭和20年8月14日 参謀総長宛支那派遣軍総司令官電報」JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C12120339100、最高戦争指導会議に関する綴 其2 昭和20年4月16日~9月2日(防衛省防衛研究所)