七月三十日
永野軍令部総長が上奏せし際、
上 伏見総長は英米と戦争することを避くる様に言いしも、お前は変ったか。
永 主義は変りませぬが、物が無くなり、逐次貧しくなるので、どうせいかぬなら早い方がよいと思います。
七月丗日
永野軍令部搃長カ上奏セシ際
上 伏見總長ハ英米ト戦争スルコト
ヲ避クル様ニ言ヒシモ オ前ハ変ツタカ
永 主義ハ変リマセヌガ 物カ無クナリ 逐
次貧シクナルノデ ドウセイカヌナラ
早イ方ガヨイト思ヒマス
↑「7月30日 永野軍令部総長が上奏せし際の件」JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C12120286500、参謀総長上奏時 御下問奉答綴 昭和15年11月~16年11月(中央-戦争指導重要国策文書-1147 防衛省防衛研究所)