Ob-La-Di Oblako 文庫

帝国日本の侵掠戦争と植民地支配、人権蹂躙を記憶し、再現を許さないために、ひたすら文書資料を書き取る。姉妹ブログ「歴史を忘れる民族に未来はない!」https://obladioblako.hateblo.jp/ のデータ·ベースを兼ねる。

2020-09-25から1日間の記事一覧

「帝国憲法の他の規定は、すべてかくの如き御本質を有せられる天皇御統治の準則である。就中、その政体法の根本原則は、中世以降の如き御委任の政治ではなく、或は英国流の「君臨すれども統治せず」でもなく、又は君民共治でもなく、三権分立主義でも法治主義でもなくして、一に天皇の御親政である。」 文部省編纂『国体の本義』より 1937.5.31

欽定憲法 明治天皇は、皇祖皇宗の御遺訓、御歴代統治の洪範を紹述し給い、明治二十二年二月十一日を以て皇室典範を御制定になり、大日本帝国憲法を発布遊ばされた。 外国に於ける成文憲法は、大体に於て既存の統治権者を放逐し、または掣肘することから生ま…

新体制建設国民運動綱領 1940

新体制建設国民運動綱領 一、我等は、八紘一宇の皇謨を仰ぎ、世界史の動向に先んじ、東亜新秩序の建設に邁進し、東亜諸民族の自主協同体制を樹て、共存共営の圏域を設け、以て世界新秩序の確立に寄与せん。一、我等は、世界の情勢に対応し、庶政を一新強化し…

「特に其の国民性は一度惨敗せば既に再戦の意気を失ふを通常とするを以て、爾今、便衣隊を操縦する等の奇法を用ふる以外、暫く我に対し大規模の桃戦を為さざるものと認む。」 陸軍省調査班新聞発表 1932.3.13

新聞発表第485号 3月13日 上海3月12日発陸軍省着電 支那軍対日挑戦意志なしと認む 諸情報を総合すれば、上海当面の支那軍の損害は予想外に多大にして、将兵一般の士気頓に阻喪し、内部的結束紊乱し、到底対日抗戦を継続し得ざる状態にある。特に其…

「植田師団は前日来の線に在りて、占拠を了せる諸村落内便衣隊の掃蕩に努め、且つ爾後の攻擊を準備してゐる。」 陸軍省調査部新聞発表 1932.2.24

新聞発表苐第438号 2月24日 上海2月23日発陸軍省着電 南孫宅方面の敵夜襲を撃退 一、22日夜半、南孫宅及び其の東方地区に約3大隊の敵、夜襲し来れるも、我が軍は悉く之を撃退した。敵の死傷は約三百である。同地付近諸村落に在る敗残兵は23日…

「南京総攻撃を前に九日正午、松井最高指揮官は南京防衛司令官康生智に対し、二十四時間の期限を付け、十日正午迄に降伏するやう情理を尽した投降勧告文を飛行機により投下して、光栄ある日本武士道の精華を内外に示した。」 内閣情報部編集「週報」第62号掲載 陸軍省新聞班「首都南京陥落す」より 1937.12.22

南京総攻撃を前に九日正午、松井最高指揮官は南京防衛司令官康生智に対し、二十四時間の期限を付け、十日正午迄に降伏するやう情理を尽した投降勧告文を飛行機により投下して、光栄ある日本武士道の精華を内外に示した。 勧告文全文 日軍百万、既に江南を席…