｢南京館員１名、警察官６名、雇員３名、南京陸軍武官室８名、海軍武官室３名…南京居留民８名（内新聞記者７名、日清ハルクマスター１名）…無事、青島に到着せり｡｣ 支那事変関係一件／在支公館員及居留民保護引揚関係（一般ノ部） 第二巻より 1937.8.16

電信写し

昭和12　１９０１８　暗

　　　　　　　　青島　　　１７日前発　

　　　　　　　　本省　８月１７日前着　亜、人

　広田外務大臣　　　　　　　　　　大□総領事

第３５７号

漢口、重慶、宣昌、長沙、鄭州、沙市各公館長より。

一、冒頭各公館館·署員７１名（館長６名、館員８名、警察官５７名）雇員３名、南京館員１名、警察官６名、雇員３名、南京陸軍武官室８名、海軍武官室３名、太原特務機関員５名、南京海軍部□□２名、漢口居留民１８名（漢口に居残りたる者、２名あり）南京居留民８名（内新聞記者７名、日清ハルクマスター１名）大貞丸、岳陽丸乗組員１６名、合計１４５名、１６日午後５時半、無事、青島に到着せり。

二、目下、上海へ出張中の者、漢口小林副領事、岡村·石田両部長、高田巡査、重慶志波署長、平山巡査、宣昌笠井署長代理、長沙和田署長。

三、なお館·署員消息はそれぞれ留守宅へ御転報相煩わしたし。

北平、天海へ転電せり。

電信寫

昭和12　一九〇一八　暗

　　　　　　　　靑島　　　十七日前着　

　　　　　　　　本省　八月十七日前着　亞、人

　廣田外務大臣　　　　　　　　　　大□總領事

第三五七號

漢口、重慶、宣昌、長沙、鄭州、沙市各公館長ヨリ

一、冒?頭各公館館?署?員七十一名（館長六名、館員八名、警察官五十七名）雇?員三名、南京館員一名、警察官六名、雇?員三名、南京陸軍武官室八名、海軍武官室三名、太原特務機關員五名、南京海軍部□□二名、漢口居留民十八名（漢口ニ居殘リタル者二名アリ）南

京居留民八名（内新聞記者七名、日淸「ハルクマスター」一名）大貞丸、岳陽丸乘組員十六名、合計百四十五名十六日午後五時半無事靑島ニ到着セリ

二、目下上海ヘ出張中ノ者漢口小林副領事、岡村、石田兩部長、高田巡査、重慶志波署長、平山巡査、宣昌笠井署長代理、長沙和田署長

三、尚館署員消息ハ夫々留守宅ヘ御轉報相煩度シ

北平、天津、上海ヘ轉電セリ

↑支那事変関係一件／在支公館員及居留民保護引揚関係（一般ノ部） 第二巻
２ 昭和１２年８月１７日から昭和１２年８月１８日 https://www.jacar.archives.go.jp/das/image/B02030583500