宿直中の重要生起事項
４日午后９：５５
田子社会局第一部長来り、越中島に十万人飢えんとす、品川にある米を三十石を越中島に送られむ事を望む。右により□迄に大田 芝浦に行き先方の人と落合ひ手配の筈。
午后１１：５５
通行者より船橋無線電信局がSOSを送信中の由。舩橋は騎兵20名あり、風声鶴唳に驚けるものと思ふも、取敢ず戒厳司令部に通知せり。
午前０：００
鉄道省、熱海線と木更津北条間の鉄道不通。真鶴､北条は白米百五十俵宛 輸送準備しあるも輸送不可能のため、駆逐艦 若しくは軍艦に海上輸送方、依頼したし。本件は明朝第二課長より回答の筈。
宿直中ノ重要生起事項
四日 午后九─五五、
田子社會局第一部長来リ 越中島ニ十万人 飢エントス
品川ニアル米ヲ三十石ヲ越中島ニ送ラシル事ヲ望ム、
右ニヨリ□迄ニ大田 芝浦ニ行 先方ノ人ト落合ヒ手配ノ筈
午后一一─五五、
通行者ヨリ舩橋無線電信局カSOSヲ送信中ノ由、舩橋ハ騎兵20名アリ 風聲鶴戾ニ驚ケルモノト思フモ 不敢取 戒嚴司令部ニ通知セリ
午前〇─〇
鐵道省 熱海線ト木更津北条間ノ鐵道 不通
眞鶴､北条ハ白米百□十俵宛 輸送準備シアルモ 輸送不可能ノタメ駆逐艦若シクハ軍艦ニ海上輸送方 依頼シタシ 本件ハ明朝 第二課長ヨリ回答ノ筈
↑JACAR（アジア歴史資料センター）Ref.C08050966600
大正１２年 公文備考 巻１５４ 変災災害（防衛省防衛研究所）
一般（３）
https://www.jacar.archives.go.jp/das/image/C08050966600 p.3
当直割
九月四日 軍務局 塩?沢?中佐、太田少佐
五日 人事局 長谷川大佐
六日 教育局
七日 軍需局
八日 軍令部
九日 〃
十日 〃
十一日 艦政本部
十二日 〃
十三日 〃
以下、右の順序を繰返すものとす。
当直割
九月四日 軍務局 塩?沢?中佐、太田少佐
五日 人事局 長谷川大佐
六日 敎育局
七日 軍需局
八日 軍令部
九日 〃
十日 〃
十一日 艦政本部
十二日 〃
十三日 〃
以下 右ノ順序ヲ繰返スモノトス
一般（２） https://www.jacar.archives.go.jp/das/image/C08050966500
