Ob-La-Di Oblako 文庫

帝国日本の侵掠戦争と植民地支配、人権蹂躙を記憶し、再現を許さないために、ひたすら文書資料を書き取る。姉妹ブログ「歴史を忘れる民族に未来はない!」https://obladioblako.hateblo.jp/ のデータ·ベースを兼ねる。

「年若い軍曹や伍長に殴られ、どなられてゐる。一日も早く父さん母さんの顔が見たい、拝みたい一心から、何事も我慢してきたのです。」 憲兵隊の検閲で押収された帝国日本軍兵士の手紙 1941.8.19

発信人:北支派遣 馬場部隊 窪田部隊 松下隊

    ●●昭夫(封書)

受取人:千葉県君津郡木更津町■■■

    ●●豊三

内容:年若い軍曹や伍長に殴られ、どなられてゐる。一日も早く父さん母さんの顔が見たい、拝みたい一心から、何事も我慢してきたのです。

処置:押収

 

發信人:北支派遣 馬場部隊 窪田部隊 松下隊

    ●●昭夫(封書)

受取人:千葉県君津郡木更津町■■■

    ●●豊三

内容:年若イ軍曹ヤ伍長ニ殴ラレ、ドナラレテヰル 一日モ早ヤク父サン母サンノ顔カ見タイ拜ミタイ一心カラ 何事モ我慢シテ来タノテス

處置:押収

 

憲兵隊の郵便検閲記録、1941年『軍事郵政検閲月報(8月)』より

庄厳 主編『鉄証如山 吉林省新発掘日本侵華档案研究』、p.430