Ob-La-Di Oblako 文庫

帝国日本の侵掠戦争と植民地支配、人権蹂躙を記憶し、再現を許さないために、ひたすら文書資料を書き取る。姉妹ブログ「歴史を忘れる民族に未来はない!」https://obladioblako.hateblo.jp/ のデータ·ベースを兼ねる。

道義国家・道義世界論

「今や世界の歷史的転換期に直面し、八紘一宇の顕現を国是とする皇国は、一億一心、全能力を挙げて天皇に帰一し奉り、物心一如の国家体制を確立し、以て光輝ある世界の道義的指導者たらんとす。」 大政翼賛会実践要綱 1940.12

大政翼賛会実践要綱 今や世界の歷史的転換期に直面し、八紘一宇の顕現を国是とする皇国は、一億一心、全能力を挙げて 天皇に帰一し奉り、物心一如の国家体制を確立し、以て光輝ある世界の道義的指導者たらんとす。茲に本会は、互助相誡、皇国臣民たるの自覚に…

「本事変は消極的には満洲事変の終末戦たると共に、積極的には東亜解放の序幕戦たるの意義を有し、皇国一貫の国是たる道義日本の確立と東洋文化の再建設との為、歴史的一段階を画すべきものなり。」「日本が北支を国防圏として考ふるの程度は、共同防防衛の見地よりする戦略的考慮のほか、現地の福利増進を顧念しつつ、日本の不足資源を彼地に求むるをもつて基準とすべく」 戦争指導上、速やかに確立·徹底を要すべき根本方針 1938.6.23

総理に渡して可。 五省会議にて議論す。(但し六、五のイを除く) 【極秘】【参拾部の内五号】 昭13. 6. 20 海軍に送付せず。 第2課 戦争指導上、速やかに確立·徹底を要すべき 根本方針 本事変に対し有終の結を与ふるは今後中央の努力にあり。これがた…

「其の発するや旧東北軍権の暴虐より三千万民衆を救ひ、次いで久しく白人の専制搾取下に苦しんで居た全亜細亜民族を解放せんとする大慈大悲の勇猛心となり、其の結ぶや日満の一徳一心となり民族協和となり、其の実るや王道楽土の完成となり、延いては支那四億の民をして自ら満洲国を渇仰羨望させ、又、求めずして印度三億の民に自覚を促し、全亜細亜·全世界をして期せずして天皇の大御心に帰依し道義世界の再建に偕行協力せしめる様な」 満洲国の根本理念と協和会の本質に就て 『満洲国関係重要参考書類聚 基本篇』所収大幅改変·加筆版 

◎満洲国の根本理念と協和会の本質に就て(昭和11.9.18 関東軍司令部) 満洲国の基本理念と協和会の本質とは、建国以来一貫不動のものなるも、動[やや]もすれば歪曲誤解せられ易きに鑑み、茲に軍司令官の意図を体し、永久に其の拠る所を明かならしめんとす。 …

「満洲建国は、八紘一宇の理想を顕現すべき使命を有する大和民族の、世界史的発展過程に於ける第一段階に他ならず」「満洲国の宗主権は実質上、皇道連邦の中心たる日本天皇に在り、皇帝は皇道連邦内に於ける一独立国家の主権者たるべく、関東軍司令官は天皇の御名代として皇帝の師伝たり、後見者たるべきものなり」 満洲国の根本理念と協和会の本質 関東軍司令部調製 1936.9.18

永久保存秘第 号 調整年月日 昭和十一年九月十八日 紙数 表紙 二枚 本紙 八枚 満洲国の根本理念と協和会の本質 昭和十一年九月十八日 関東軍司令部調製 注意 本精神を部外者に伝ふる場合は、其の人と其の処とに応じ特に慎重の用語を以てし、就中、 皇帝に関…

「比島は米国の羈絆より解放し、将来、現地域を以て大東亜の一圏として独立せしむるものとす。」 比島の取扱に関する件 1942.1.7

(「陸軍」事務用箋)【国家機密】 比島の取扱に関する件 昭和17.1.7 比島は米国の羈絆より解放し、将来、現地域を以て大東亜の一圏として独立せしむるものとす。帝国の爾後の戦争遂行、特に対中立国施策を容易ならしむる為、右を速に中外に声明す。 「…